染錦・金欄手
色絵付けに染付を組み合わせたものが染錦。
色絵に金の模様を加えて絢爛豪華に仕上げたものが【金欄手】です。
染錦(そめにしき)
染錦(そめにしき)は色絵と染付が融合したもの。
色絵用の絵の具で描いた絵柄の輪郭や一部分を染付で描く。
金欄手(きんらんで)
元禄時代、有田では色絵に金箔や金泥で文様を描く金襴手を作り出し、海外で大変な人気を呼びました。これを「古伊万里様式」とも言います。
現在も林九郎窯などが金襴手を製作しております。
飾り皿となるケースが多いのですが、祝い事に使う器として使えます。銀を使ったものは【銀欄手】と呼び、金銀両方を使用したものもあります。
呉須で白地に藍単色の絵付けが「染付」
やや薄めの藍色なのが「古染付」
主に赤い絵の具を使い、他の四色は控えた「赤絵」
赤メインではなく多彩奔放に描いたものが「色絵」
色絵を派手に(金彩などがプラス)したものが「錦手」(染錦)
錦手を絢爛豪華にしたものが「金襴手」