季節のあしらい【冬】
裏白(うらじろ)
裏白は、「しだの葉」です。
用途は正月の鏡もちだけではありません。
掻敷きとして、飾りとして使用頻度が高いものです。
銀杏の葉(黄)
秋が深まりますと銀杏の葉が黄葉し、冬の訪れを知らせる木枯らしで黄金吹雪になります。
晩秋から初冬の吹き寄せなどに、ぜひあしらいたい季節感のある銀杏の葉です。
ユズリハ
トウダイグサ科の常緑高木。
大きく品の良い葉は縁起物としてしめ飾り等正月の飾りにも使います。
ひいらぎの葉
冬に赤い実をつける柊(ひいらぎ)の葉です。
クリスマス飾りの定番であるHolly(セイヨウヒイラギモチ)はモチノキ科で、日本の柊はモクセイ科です。
柊は邪気を払うと云われますが、鋭いトゲや虫よけの効果を持つからでしょうか。
ミニ大根
ミニ大根は白色二十日大根の「白長」という品種が殆どで、二十日大根はラデッシュのことです。西洋系の極早生ですね。
少し辛味がある食味はオードブルなどのアクセントになります。生食、加熱どちらでもOKで、和風でも洋風でも違和感なく使えます。可愛いですよね。
梅の枝・花
梅の花は厳しい冬の終わりをつげるかのように開花します。
桜、椿、桃などのような派手さがない花でもあり、飾りには枝付きを使うことが多いです。
また、冬のあしらいですので開花したものよりつぼみ状態のものを使用します。
水仙の花
スイセンはヒガンバナ科の多年草で冬に開花します。下のはニホンズイセン です。
草・根には有毒成分があることが知られますので、念のため花も飾りのみにし、食用にしない方が安全です。
木瓜の花
木瓜(ボケ)はバラ科の落葉低木。
日本のボケは「クサボケ」が主で、朱赤色の花を冬の終わり頃から春にかけて咲かせます。
山茶花
山茶花(サザンカ)は寒椿とほぼ同じ(カンツバキは山茶花の園芸品種)で、常緑広葉樹でツバキ科です。
真冬の飾り花として利用します。
冬桜
冬に花を咲かせる山形の啓翁桜です。
正月飾りなどに使うと雰囲気が一変。