盛箸と調理箸
盛箸
盛り箸は庖丁と対の関係。いわば夫婦です。
和食の盛り箸(真菜箸)
料理用の鉄の盛り箸、あれを真菜箸(マナバシ)と言います。「盛りばし」で通っちゃってるんで、この呼び方を知らねぇ板前が結構いたりします。
手前板前
マナってのは「真のおかず」という意味です。
真のおかずってのは魚のこってす。
魚は「酒菜」と書き、「酒のつまみ」で「おかず」
その一番上等が「魚」でして、だから真の菜、マナです。つまり真菜ってのは魚で、真菜箸は魚専用の箸なんですね・・・
鉄箸は魚だけではなく、様々に使用されるので今では「盛り箸」で通っていますが、高級な器とか塗の器に盛る時は木製の箸を使うようにしましょう。器に傷がつきます。
手入れはみがき砂(クレンザーなど)を使い、柄の方まできれいに洗います。先端を潰したら砥石などを使い直しておきましょう。
純チタン黒合板六角柄盛箸
本焼ステンレス黒檀柄盛箸
有次 ステンレス 黒檀 盛箸
調理箸
菜箸(さえばし)はアジア特有の調理用道具の一つで、通常の箸(はし)よりも約7cm程長い作りになっています。
業務用厨房と飲食店開業支援の名調
平均は30cm程度の物が良く扱われており、材質は竹が主流となっていますが、ステンレス素材も普及しています。
食材や料理を摘んだり、混ぜる際に使います。
欧米に例えれば「トング」にあたりますが、より細かな食材などを扱う際にさえばしは特に効果を発揮します。
ほぼ全ての料理で使用し、日本人にとっては欠かせない調理道具と言えます。
盛り付けにも使用するので、盛箸とも言われることがあり、盛箸は15cm前後の物が主流となっています。